「室内塗装は臭いが気になる」という声をよく耳にします。
確かに昔の油性塗料では独特のシンナー臭が残ることがありましたが、現在の主流である水性塗料や自然素材系塗料では、臭いは大幅に軽減されています。
適切な塗料選びと換気管理を行えば、施工翌日〜数日でほとんど気にならないレベルまで軽減することが可能です。
ここでは、臭いの原因・対策・塗料選びのポイントを詳しく解説します。
塗装の臭いが発生する理由
塗装時の臭いは、塗料に含まれる有機溶剤(シンナーなど)や樹脂成分の揮発によって発生します。
乾燥中にこれらの成分が空気中に蒸発し、特有のツンとした臭いを感じるのです。
特に昔は「油性塗料」が主流で、乾燥促進のために有機溶剤を多く含んでいたため、臭いが長く残る傾向がありました。
しかし、現在は環境基準が厳格化され、室内ではVOC(揮発性有機化合物)をほとんど含まない水性塗料が主流となっています。
現在の室内塗料は“ほぼ無臭”に進化
✅ 水性塗料(アクリル・ウレタン・シリコン系)
- 主成分が水のため、シンナー臭がほとんどない
- 揮発性成分が少なく、乾燥後の臭い残りが少ない
- 乾燥時間も短く、翌日には生活再開できる場合も
特に「F☆☆☆☆(フォースター)」等級の塗料は、ホルムアルデヒドの放散量が最も低く、国の安全基準を満たした製品です。
病院・保育園・学校などでも使用されるほど安全性が高く、小さなお子様やペットがいる家庭でも安心です。
✅ 自然素材塗料(珪藻土風・植物油ベースなど)
- 原料に天然成分(亜麻仁油・柑橘抽出油など)を使用
- 化学臭ではなく、木や植物の自然な香りに近い
- 調湿・消臭効果を兼ね備えたものもあり、空気を清浄化
自然系塗料は乾燥にやや時間がかかりますが、「呼吸する壁」として、室内環境を快適に保つ効果もあります。
臭いが残るケースとその原因
それでも臭いが残る場合、以下のような原因が考えられます。
- 換気不足
施工中・乾燥中に窓を閉め切ってしまうと、揮発成分が室内に滞留します。 - 厚塗りまたは塗り重ねが早すぎる
塗料の乾燥が不十分な状態で重ね塗りをすると、内部に溶剤が残り臭いが抜けにくくなります。 - 油性または溶剤系塗料の使用
屋外用塗料や特殊仕上げを室内に誤って使用した場合、臭気が強く残ることがあります。 - 換気経路の確保不足
換気扇がない部屋や、風通しの悪い構造では揮発に時間がかかります。
臭いを残さないための対策
1. 換気を十分に行う
塗装中はもちろん、施工後も2〜3日程度は1日数時間の換気を行うと効果的です。
窓を開けられない場合は、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させるだけでも臭気は軽減されます。
2. 低VOC・無臭塗料を選ぶ
塗料選びの段階で「F☆☆☆☆」や「低臭タイプ」の表示を確認しましょう。
たとえば、ガイヘキリセットでは日本ペイント・関西ペイント・アレスシリーズなど、室内用水性塗料の中でも低臭性の高い製品を厳選しています。
3. 塗装厚・乾燥時間の管理
職人が気温・湿度を確認しながら、塗り重ねの間隔を2〜3時間以上確保して作業を行います。
これにより、内部に溶剤を閉じ込めず、臭いを抑えることができます。
4. 脱臭・吸着材を併用
活性炭フィルターや珪藻土・竹炭などを室内に置くことで、臭い成分を吸着します。
特に木造住宅では、木材自体が自然に臭いを吸収してくれるため、2〜3日程度で空気が落ち着くケースがほとんどです。
臭いが残る期間の目安
| 塗料タイプ | 臭いが残る期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 水性塗料(一般的) | 1〜3日 | 揮発が早く、翌日にはほぼ無臭 |
| 自然素材塗料 | 3〜5日 | わずかに天然油の香りが残る場合あり |
| 油性塗料(使用例外) | 1〜2週間 | 揮発が遅く、長期間残りやすい |
※いずれも換気条件や気温によって変動しますが、 現代の室内塗装では長期間臭いが残ることはほぼありません。
ガイヘキリセットの施工管理と安心ポイント
1. 国家資格者による塗料選定
建築仕上げ技能士・防水施工技能士が在籍し、環境と用途に応じて塗料を厳選します。
2. 全工程で水性・低VOC塗料を使用
シックハウス対策認定品を標準採用。
施工現場には有機溶剤を持ち込まない方針を徹底しています。
3. 施工後の換気・乾燥チェック
完了後に湿度計・VOC測定器で空気状態を確認し、
お客様立会いで臭いが残っていないことを確認してから引き渡します。
4. アフターフォロー
万が一、施工後に臭いが残る場合は、再換気や吸着材設置などの無償対応を行います。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 臭いの原因 | 有機溶剤や揮発成分の蒸発 |
| 現在の主流塗料 | 水性・低VOC塗料(ほぼ無臭) |
| 臭いの残る期間 | 通常1〜3日で消失(換気次第) |
| 対策 | 十分な換気・低臭塗料選定・乾燥管理 |
| 安全基準 | F☆☆☆☆等級で室内でも安心 |
| ガイヘキリセットの対応 | 国家資格者が低臭塗料を厳選・施工後の空気測定を実施 |
室内塗装の臭いは、昔のような強いシンナー臭はほぼありません。
環境に配慮した塗料と正しい施工管理を行えば、快適で安心な空間をすぐに取り戻すことができます。
